森田はん人物紹介
森田はんはご自分を「オレは税理士やない、もうあんな細かい帳面はようつけん。あんなのは事務所のおばはんに任せとる。今はソフトが優秀やからな。まあ言うなら経営コンサルや。それもカッコ良すぎるからサービス業や。」と至って明快です。
ここで私が約8年間お付き合いした森田はんの人柄を紹介しようと思います。
最初お会いした時は、とても謙虚で腰の低い方という印象を受けました。
ただ時間が経過するとともに、
「頭がいい!回転が速い!記憶力が抜群!判断が速い!」
ということが分かり、身構えるようになりました。
文武ともトップクラスですが、どちらかというと体育会系、だからエネルギッシュな頭の良さです。
しかし、さらに時間が経過すると、これが結論「ああ、義理人情の人なんだ!」に気づきました。
その逸話は枚挙に暇なしですが、いくつか挙げてみます。
・当たり前ですが、約束を破ったことは一度もありません
・顧問先の経営は絶対に守る
・顧問先の税務調査対策は万全、森田はん自ら最前線に登場することも多々あり
・社長の銀行融資に同行する
・新たに顧問を依頼する会社の経営状態が良くなければ顧問料を安くする
※通常、森田事務所は前顧問料を引き継ぐので、元々高くはありません
・一緒に飲食した時は、ご自分が全額払うかワリカン
・独立するスタッフには現在の顧問先を持って行かせる
・これからの税理士業務はAI化で廃れていく。責任が持てないので40歳以下は雇わない。
・現在の社員にはAI化による早期退職が余儀なくされた時のために、退職金を準備している
(これは後述します)
・信頼関係のみで動く方なので、ひも付き営業はしない(裏でお金が動くこと)
・権力者とは関わらない、後に顧問先に迷惑がかかるから
これは森田はんの右腕とも呼べるスタッフに質問した時のやり取りです。
私「森田先生って、一言でいうとどんな方なんですか?」
右腕「頼まれたら断れない人ですね。その時お金になるならないは関係ないです。僕らはお金を取ってくださいって頼んでるんですけどね(笑)。ちなみに僕らは先生をボスって呼んでます。」
でした。この右腕は大阪大学中退、税務署員だった時、森田はんにヘッドハンティングされた人です。
もう一つ余談です。
森田はんは、学業を重んじるお母さんと阪神タイガースファンのお父さんの下で育ちました。
子供のころからお父さんに「将来の就職先は?」と大声で聞かれ「阪神タイガース!」と答えることを強要されていたそうです。
ですから、関学でも野球部でレギュラー、小柄ですが左右の腕が使える器用な選手だったそうです。本当のところは語らない森田はんは本気でプロ野球を目指していたと私は確信しています。
なぜなら、大学対抗試合の時、ピッチャーが故障か何かで外野の森田はんが何故かピッチャーに起用されたらしいです。その時2打席連続でホームランを打たれた相手が、元巨人の淡口だったとのこと。
森田はん「あいつのせいでオレはプロに行けなくなった。」とポツリ言ったことがありました。これは後にも先にも一度だけ、森田はんは本当に悔しかったことは何度も言いません。
最後に私の印象
身近な人を守るため たった一人で荒野を分け行く野武士