2020年5月6日
森田語録⑥「事業承継は社長が弱った頃にやってくる」
中小零細企業のほとんどは創業社長です。
創業社長はエネルギッシュで魅力的な方が多いです。しかし、漠然と「自分は死なない」または「オレの目の黒いうちは」「まだまだ息子にはムリだよ」と、いつまで経っても主導権を譲らない方が多いのも現実です。そういうところが個人的に私は好きなのですが。
しかし、そういうお元気な創業社長に限って、最後の時は突然訪れます。
自社株対策を行っていなかった社長が急死した場合、後継者がどれだけ苦しむか知らずに亡くなるのです。
急死しないまでも、ガンや脳血管疾患などで、突然心身ともに弱ってしまうこともあります。
株式保有率100%の社長が正常な判断が突然出来なくなるのです。いや、判断出来ても体力が付いていけいないこともあります。自署すらままならないこともあるのです。
ですから、社長、ぜひとも有終の美を飾りましょう!
いや、あなたの多大なる功績に最後の最後で汚点をつけてはいけません!
あなたがまさしく「目が黒いうちに」最後の準備をしておきましょう!
相続税率はこれからますます上がって行くでしょう。
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